いつ、誰のみにも起こり得る交通事故。その対象は必ずしも人間だとは限りません。
動物との交通事故は、それこそ毎日至る所で起こっています。
私も通勤途中などに、道路に横たわる死骸を何度も見たことがあります。実際、運転していて前の車がいきなり横に避けた先に死んだ動物が出てきたときには、思わずブレーキを踏んでこちらも避けなければなりません。
事前に何かあるなと分かれば警戒も出来ますが、実際には突然目に飛び込んでくる時もしばしばです。突然のブレーキは事故につながりかねません。
標識には、黄色地に黒縁黒模様のひし形の道路標識があります。この標識は「警戒標識」と呼ばれ、道路上で警戒すべきことや危険を知らせることで、注意深い運転を促すために道路管理者が設置している標識です。この警戒標識は全部で27種類あります。
そのうちのひとつが、「動物が飛び出すおそれあり」というもので、その地域に生息する野生動物が道路上に出没する恐れがあるということを注意喚起する目的で設置されています。
描かれている動物のモチーフは多様で、「シカ」「タヌキ」「サル」「ウサギ」など全国各地で見られる動物はもちろん、「キツネ」「クマ」「ウシ」「ネコ」「カメ」「カニ」などなど、各地域特有の図柄が表示された標識もあるのです。私は、シカやサル、イノシシにカニなどの標識を実際に目撃しました。
道路上で発生する野生動物の死亡事故は「ロードキル」と呼ばれるそうで、私たちの運転する車の走る道路に動物が侵入することによって発生する交通事故です。
高速道路はもちろん、一般道での発生も含めて、全国的にどの程度の事故が発生しているのか把握できていないのが現状だそうです。
そういったロードキルの中には、絶滅が危ぶまれる希少動物も含まれています。こういったことは、全国区や各地域でも問題視されており、長崎県のツシマヤマネコ、沖縄県のヤンバルクイナやケナガネズミなど、特定の動物については環境省が調査などを行っているそうです。
ロードキルが発生する主な原因には、新しく道路が建設されるなどして動物の生息域が分断されることにあると考えられているそうで、道路へ侵入しないように遮るためのフェンスの設置や、高速道路を中心に、道路の下や上に動物が通行できる専用の通路を設置するなど、交通安全確保のみならず野生動物保護の面からも色々な対策が研究されだし、今日実行されているそうです。
月桃ジェル
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